2004年 10月 18日

『スペース1999』

映画 実写版サンダーバード公開記念 最終回


サンダーバードの映画は、残念ながら不評のうちに公開が終わってしまいました。
まあ、あのシナリオじゃあねぇ・・・
2作目に期待しましょう。
「スタートレック」だって「スパイダーマン」だって、映画1作目は不評だったんだ。
しかし「ハルク」や「デアデビル」は、もう作られないだろうしなぁ。
いかん、とにかく希望を持って生きましょう(それほどのものか?)


今回は、アンダーソン夫妻の最後のアダ花(?)、『スペース1999』のご紹介です。

前作『謎の円盤UFO』から7年後、1977年にアンダーソン夫妻が制作した実写特撮TVドラマシリーズです。


基本の設定は、

  1999年、人類は月に自給自足型の基地「ムーンベース・アルファ」を作るまでになっていた。
  ところが、月面に廃棄していた核燃料廃棄物の爆発で、月は軌道を放れ、宇宙のかなたに飛び去ってしまう。
  孤立した基地のクルーは、宇宙をさまよい、なんとか地球へ帰る方法を模索しながら、
  異星人などの迫り来るさまざまな事件をくぐり抜けていく。

というお話です。


ではまず、ムーンベース・アルファの全景からご覧ください。

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記憶があいまいで申し訳ないのですが、科学者や技術スタッフ合わせて200人近くが勤務していたと思います。


スタートレックが作られる前のお話ですが、斬新なアイディアが多かった。

 ・月そのものが巨大宇宙船になってしまう
 ・爆発シーンは撮影カメラを揺らし、俳優がそこらにしがみついて震動の激しさを表す。
 ・テレビ付きリモコンなど、細部にまでこだわったギミックメカの数々。
 ・宇宙人=敵ではなく、人類が宇宙に進出する際はどうあるべきかという問いかけがなされている。
 ・そしてなによりもイーグル宇宙船のモジュール設計思想。

スタートレックが、本作も踏まえて作られたことは間違いないと思われます。


ではそのイーグル宇宙船です。

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これの白眉は、船首の操縦区画と、船尾の核融合エンジン区画が離れていて、間を鉄骨(?)が繋いでいるところです。
「2001年宇宙の旅」の宇宙船がそういう設計でしたね。

でもって、その間に、さまざまなモジュールを組み込んでやることによって、いろんな用途に用いることができるわけです。

ちなみに上の写真は輸送用モジュールを組み込んだ、コンテナイーグルです。

他にも、旅客モジュールを積んだ旅客機タイプや、推進装置や武装を強化したタイプ(下の写真)、
医療用モジュールを組み込んだ救助タイプなどがあります。

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元々、地球と月の往復シャトルとしても使われていたのですから、あくまで汎用宇宙船で、戦闘機ではないわけですね。

ちなみにこのイーグル、普段は2人で操縦し、ムーンベースには28機が配備されているそうです。
(ドラマが進むにつれ、どんどん壊れていきますが)



さて、キャラクター紹介です。

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右がコーニッグ司令官、左が医療部長で一応ヒロインのヘレナ・ラッセル博士です。
中央の異様な女性はマヤ。第2シーズンから加わった異星人です。変身能力を持っています。

演技が硬いのは、「謎の円盤UFO」と同じ(汗)


このドラマは、比較的硬派な第1シーズンと、エンタテイメント色の強い第2シーズンに分かれています。
それは第1シーズン放送後、続きが見送られていた本作を、アメリカ資本が出資して、第2シーズンが作られたからです。
変身宇宙美女マヤ なんてのが出てくるのもそのため。

また、第1シーズン終了直後にアンダーソン夫妻は離婚しており、第2シーズンにはシルヴィアが参加していないせいでもあります。
やはりジュリーとシルヴィア 両者あってのアンダーソン作品ということでしょうか。


このあと、ジュリー・アンダーソンは、「地球防衛軍テラホークス」他、いくつかの作品を制作していますが、
ここで紹介した作品群の人気にはかないませんでした。

つい最近では、日本のアニメのメカデザインなんかもやっていましたね。
オープニングを見ただけで、「アンダーソンメカやなぁ」と分かるもので、懐かしかったです。


そんなわけで、延々と引っ張ってきました 1人アンダーソン祭り も、このへんでお開きにしたいと思います。
長々と読んでくださったみなさん、どうもありがとうございました。
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by himaohimao | 2004-10-18 08:36 | 海外SFドラマ


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