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2004年 07月 12日

『アタック・オブ・ザ・ジャイアントケーキ』

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さて、近年のおバカ映画の中でも白眉だと思われるB級SFパニック映画をご紹介します。

その名も『アタック・オブ・ザ・ジャイアントケーキ』(99年 ギリシャ)です。

直訳すると(する必要もないが)「巨大ケーキの攻撃」。
ね、おバカな予感にワクワクするでしょ?(え、ボクだけ?)

ところが、攻めてくるのはケーキではありません。
ムサカ(Moussaka)というギリシャの家庭料理なんですね。
ここが最初のツッコミ所。
ギリシャ語の原題でも、英題でも、ムサカとなってますから、日本の配給会社が勝手にケーキと改訳しちゃったんでしょう。
B級映画によくある話です。

ここで、ムサカの作り方を簡単にご説明。

 1.ナスビを縦にスライスして、軽く油で揚げておきます。
 2.ケーキ型などに、ひき肉と、1のナスビを交互に平たく敷きつめていきます。
 3.オーブンで焼いて出来上がり。
 4.ショートケーキのように切り分けて召し上がれ。

外見は、確かに 脂ぎったパウンドケーキのようですが、明らかにケーキじゃありませんよね。


で、映画の内容。

  UFOで地球に立ち寄った宇宙人(写真左)が、エネルギー生命体?を地球に照射する。
  その際、誤って ムサカに当てててしまい(写真右)、ムサカが巨大化して動き回る。
  ムサカが通ったあとは、ムサカまみれになった死体がゴロゴロと横たわる。地上は大騒ぎ。
  宇宙人も、ムサカをエネルギー生命体?と分離するため、条件のよい海に誘導しようとする。

というお話。
なんともB級でしょう?


もう合成もヘタクソ、CGも パソコンがちょっと巧い人ならチョチョイと作れちゃうようなシロモノ。
ムサカにやられた死体も、ただ 寝転がってる人に油を塗って、ムサカをなすりつけただけ。
そもそもムサカに通られるとなぜ人が死ぬのかも分からない。
死体に外傷はまったくないので、圧死や窒息死とは考えられません。油死?(なんだそりゃ)


ところがツッコミ所はそれだけではないのです。

まず、地球人側に女性がほとんど出てこない。
ヒロインは太ったオカマさんです。(女装しててホモセクシャルなんですから、オカマと言っていいでしょう)
対するヒーロー役が勤めている天文台では、男性研究員同士がコッソリ愛し合ったりしています。

で、宇宙人は全員女性。地球人とはほとんど絡みません。

終わりの方でヒーローがヒロインとブチューッと抱き合ったりしちゃうわけですが、
なんかねー、途中からゲイムービー観てるような気分になっちゃいました。

ギリシャのことはよく知らないので分からないんですが、この映画を観た限りでは、
ギリシャ人って男性は皆とてもカッコイイ(まさにギリシャ彫刻のよう)のですが、
女性はちょっと欠点が目につきました。
いえ、写真のとおり、美人なんですよ。ギリシャ人特有の鼻筋のとおった凛々しい顔です。
でも、ハリウッド女優に比べると、身体のバランスがちょっと変だったり、アゴが割れてたり。
まあ、ハリウッド俳優は ほとんどの人が整形してるんでしょうから、整形してない人が映画に出てくると
かえってビックリしてしまう、というだけのことかも知れませんが。


各所でその年のワースト映画に挙げられている本作。
そりゃ映画館でお金だして観れば腹も立ちますわな。
でも、僕は結構楽しめました。こういうのがお好きな方はどうぞ。
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by himaohimao | 2004-07-12 01:10 | 映画


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