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カテゴリ:アニメ( 5 )


2004年 10月 22日

見ないほうがよかった最終回(アニメ版スパイダーマン)

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アニメ版スパイダーマンの最終回を見ました。
映画『スパイダーマン』から派生し、アメリカで制作されたものです。

アメリカの活劇ドラマの最終回って、主人公が危機に陥ったところで終わるのが通例です。
これは視聴者に 次回を見たいと思わせて、続編制作を狙っているからです。

今回もそのパターンだろうなと思って見ていました。


ところがところが。


最終回の内容を簡単に説明すると…

敵はテレパシーを使って相手に幻覚を見せ、自在に操れるエスパー。
スパイダーマンは敵に操られ、敵だと思って知り合いの女性をビルから突き落としてしまう。
知人は病院に運ばれ意識不明。
当然、社会は非難轟々。
最終的にエスパーは倒せたけど、スパイダーマンが市民をビルから突き落としたという事実は消えない。
知人も意識不明のまま。
悪漢は倒したけれど、スパイダーマンの疑いは晴れない、という結末なんです。

スッキリしない終わり方です。

娯楽作品なんだから、もっと爽快感が欲しい。

この場合だと、こういう風に持っていって欲しかった。

敵は生き延び、人々はピンチになる。
だけど主人公の疑惑は晴れ、
「さあこれから敵をやっつけに行くぞ!」

というのが、スカッとして続きも見たくなるエンディングだと思うんですね。

その点、この最終回は その逆で、イヤな感じだけが残り、失敗だったと思います。


製作者の意図は分かります。

スパイダーマンは、アメコミ初めての「悩めるヒーロー」だったのですから、
悩める結末にしたかったのでしょう。

最初から人間のライバルが出てきて、ガールフレンドを巡ってイジケたり、
宿題が間に合わなくて単位が危なかったり、
スパイダーマン稼業に忙しくてバイトができなくてデート代が捻出できなかったり、
コミックの方でもいろいろありましたからねぇ。

でも、この最終回はないですわな。
まあ、映画の第2弾もヒットしたようですし、きっと作られるであろう続編に期待しましょう。

次回はもっと人間関係をスカッとしたものにして欲しいです。
主人公が悩みながらも爽快感のあるドラマ。
難しいかなぁ。
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by himaohimao | 2004-10-22 02:38 | アニメ
2004年 07月 20日

『怪獣王ターガン』

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妻から一通のメールが送られてきた。
本文はなく、ファイルが添付されているだけ。
題名を見ると「頼むぞ、ヒューヒュー、ポーポー」とある。
あまりに怪しげだ。
一瞬、ウイルスかも知れぬと疑ったが、妻からのメールであれば、たとえウイルスであっても開かぬわけにはいかぬ。
あとで
「どーしてあなたのパソコン、ウイルスに感染してないの!」
などと理不尽な叱られ方をするのは目に見えているからである。

で、添付されていたのが上の画像です。
このとおり、6枚の画像が、既に 拡大・縮小して、連結してありました。
つまりこれは、
「私の大好きなヒューヒューとポーポーを皆様にご紹介しなさい」
という指示メールだったわけですね。
妻の指示は絶対である。早速紹介させていただきます。


『怪獣王ターガン(The Herculoids)』は、アメリカのハンナ・バーベラ社が製作したヒーローアニメです。
日本では65年前後に放送されました。
一説では、これにインスパイアされて「バビル2世」が描かれたとも言われています。

ハンナ・バーベラといえば、「チキチキマシン猛レース」「石器家族フリントストーン」「クマゴロー」などが有名ですが、
「ファンタスティック・フォー」や「ゴームズ」などのヒーローアニメも結構作っていたのです。

なかでも異色のヒーローが、このターガン。
特に 設定と、キャラクター達が変わっているので、そのへんを紹介したいと思います。


【設定】
 Herculois の一人であるターガンは、惑星Quasar にある Amzot land の王である。
 他に人間はおらず、モンスターだらけのこの国を、妻のマーミとともに治めている。
 しかし今日も宇宙からの侵略者が魔の手を伸ばしてきた。戦えターガン!
 というような話です。一応、SFなんですね・・・


【登場キャラクター】 (カッコ内はオリジナルの英語名です。上段中央の画像を見ながら読んでもらうと分かりやすいかも)

 ・ターガン(Zandor) Amzotの王。パチンコ(スリング)でエネルギー岩を発射し、
               ブーメランのように戻ってくる盾(シールド)を投げて敵をなぎ倒す。

 ・マーミ(Tara)   Amzotの女王。積極的に戦うことはしないが、いざとなれば パチンコ(スリング)でエネルギー岩を発射する。   

 ・ケーン(Dorno)   ターガンとマーミの子供にしてAmzotの王子。13歳。よくさらわれるw

 ・リキラー(Igoo)  岩類人猿。大きくて力持ちな岩猿。

 ・マリュー(Zok)   スペースドラゴン。
              目と尻尾の先からパワーレイズ(ビーム)を発射して攻撃する。
              また、目からネガビーム(防御ビーム)を発して敵の攻撃を無力化する。
              2人まで乗せて飛ぶことができ、恒星間飛行も可能。

 ・タングロー(Tundro) セラトプシアン・ダイノサウルス。サイのように見えますが、恐竜だったんですね。
                甲冑のような皮膚を持ち、重い体を10本の足で支えて素早く突進・体当たりすることができる。
                ツノからエネルギー岩を発射する。

 ・ヒューヒュー(Gloop) アメーバ状の不思議な生物。大きい方がヒューヒューで、小さい方がポーポー。
  ポーポー (Gleep) さまざまな形に変形でき、パラシュート、クッション、トランポリン、大きなパチンコなどになって
                ターガン一家を助ける。扉の隙間から侵入したり、鍵を開けたりすることもある。
                また、瞬時に数体に分身することもできる。
                ビームに耐性がある。


以上で紹介は終わりなんですが……

ナンかヘンだと思いません?
一応SFで、敵は宇宙船に乗って光線銃を持って攻めてくるのに、ターガン達はまるで原始人みたいな格好。
住んでいるのも大きなキノコみたいな植物の上。家電らしきものはまるでなし。
でもターガンは、敵の宇宙船だって操縦できる文明人なのですよ(画像右上)。 自分から進んで使わないだけで。

もしかしたらこれは、当時言われていた「機械文明へのアンチテーゼ」ではなかったかと思わせられます。

まあ、宇宙でターザンをやりたかっただけかもしれませんが。


最後にツッコミをひとつ。

この話には致命的な欠陥がひとつありまして、それは

「ヒューヒューとポーポーがいればほかのモンスターは必要ない」

ということです。

まさに「頼むぞ、ヒューヒュー、ポーポー」だったわけですね。
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by himaohimao | 2004-07-20 13:03 | アニメ
2004年 07月 18日

『AKIRA』を再見して

映画『スチームボーイ』の公開とタイアップしてアニマックスで放送された、映画『AKIRA』(88年)を観ました。
ご存知、日本アニメを世界に知らしめるきっかけになった、巨匠 大友克洋の作品です。
これがなければ『攻殻機動隊』の、あれほどの世界的ヒットもなかったでしょう。


で、公開当時の感想は、

「マンガの壮大なストーリーから一部を抜き出して、鉄雄の暴走を止める金田、というヒーロー譚にしちゃったな」

という否定的なものでした。
やはりマンガの印象が強烈すぎたのでしょう。


ところが今日観て、「よく出来てんなぁ」と思いました。

映像もすごいし、ストーリーも、新人類テーマのSFとしてまとまってる。


映像で言うなら、モブシーンがとても多い。
モブ(群集)シーンとは、画面上で同時に3人以上の人物が動いているシーンのことで、
作るのがとても大変なのだそうです。
それが異様に多いのですね。
他にも、飛び散る破片がバラバラのベクトルで動いてるし、
人物が静止して喋っているだけの画面でも、影が絶え間なく揺れてたりするし。

コンピューター作画が今ほど普及してなかった16年前に、よくこんな2時間アニメが作れたな、と思いました。


ストーリーの方も、旧人類に属していた鉄雄が、新人類の力である超能力を手に入れ、制御できずに暴走する、
という話で、新人類物のお約束を踏まえています。(新味は あまりありませんが)


未見の方、昔見たんだけど忘れちゃったなぁという方、ぜひご覧ください。


ところで『スチームボーイ』の方ですが、あまり芳しい評判を聞きませんねぇ。
大友克洋って、寡作すぎて、作ってる間に 時代が作品を追い越しちゃうんじゃないでしょうか。

宮崎駿が、マンガ版『風の谷のナウシカ』の最終巻の巻末に、
「時代が この作品のテーマを追い越してしまった(ので、こういう結末にせざるをえなかった)」
というような文章を書いていましたが、それと同じことが『スチームボーイ』にも起こったのではないかと勝手に推察しています。
遅筆な人の宿命なんでしょうかねぇ……
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by himaohimao | 2004-07-18 20:01 | アニメ
2004年 07月 15日

昨日の鉄人

昨夜放送された『鉄人28号』第15回 不乱拳の弟子たち は、
子供を置いてけぼりにした、ある意味すごい内容でした。
導入部をご紹介します。

  戦時中、大日本帝国軍の兵器として鉄人製作の助手を務めた敷島博士は
  出征直前に結婚していた。家の血筋を絶やさないための駆け込み婚というやつで、
  当時はよく行われていたと聞きます。
  で、敗戦後 東京に帰ってきて焼け跡を見た敷島博士は、妻は死んだと思い込み、
  別の女性と結婚して、今では子供もいる。
  ところが前の妻は生きていて、記憶を失ったまま京都で尼僧をやっていた。

これ、現代史を知らない子供が理解できるでしょうか?

そしてエンディングテーマが、今回だけ、チェリッシュの「なのにあなたは京都へ行くの」(笑)

まあ、鉄人ですから、物語はこのまま進むはずもなく、陰謀の臭いを漂わせたまま
来週へと続くわけですが。

今回の鉄人28号は、2回目のリメイクで、横山光輝の原作に近く、
クオリティも高いので、評価できるんですが、
戦後という時代性と、兵器としての鉄人の持つ負の側面を描くあまり、
ロボットマンガの爽快さに欠けるように思います。

まあ、それも狙ってやっていることなんでしょうが、B級ファンとしては残念なところです。

後世に残る良作アニメなのは間違いないんですが、視聴後感が暗いんですよねぇ……
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by himaohimao | 2004-07-15 09:48 | アニメ
2004年 07月 13日

『恋風』

キッズステーション チャンネルの深夜アニメ『恋風』の最終回を観ました。

これは兄妹相姦を真正面から描いた作品です。

普通、一緒に暮らしている人に対しては 性欲は湧きにくいものです。
近親相姦を繰り返すと遺伝子が弱くなってしまうので、それを防ぐための自然の摂理ですね。

ところがこの兄弟、両親が離婚しているせいで十数年ぶりの再会。
しかも初めて再会したときは兄妹だとは知らなかった。
で、恋に落ちてしまうわけです。
上手い設定です。

原作のマンガは読んでいませんが、聞くところによると、女性のマンガ家さんだとか。
登場人物の細やかな心の動きも、そう思って観ると納得させられます。

演出も巧い。
ちょっとした情景で心情を描写し、セリフを最小限に抑えてあります。
声優に、舞台の人や 海外物の吹き替えをやってる人をキャスティングしたのも 自然な感じがしてリアル。
安直な解決方法を提示しなかったのも好感が持てました。
まあ、それはマンガがまだ連載中だからということもあるとは思いますが。

とにかく、お奨めの良作です。


でも、生まれたときから一緒に暮らしていたら、こんなことはありえないよな~と思っていたら、
こんなサイトを見つけました。
こういうことも、本当にあるんですね。
本当に近親を愛してしまった人たちが、なんとか幸せになる方法はないのか、考えています。
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by himaohimao | 2004-07-13 11:17 | アニメ