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カテゴリ:企画参加( 6 )


2004年 09月 24日

裏ボケ大賞 受賞の弁

このたびは、裏ボケ大賞をいただきまして、まことに、まことにありがとうございます。

おそらく、みなさんはそれぞれ、他に一番好きな作品がおありになることでしょう。

そしておそらく
「残った票はこいつにでも入れておくか」
と思って拙作に投票してくださったのでしょう。

しかし、それが積もりに積もって11.5票。
なんと大賞をいただいてしまいました。

投票してくださったチャンピオンズのみなさんはもちろん、裏ボケの機会を与えてくださった首謀者のお3方には、
本当に、感謝の言葉もありません。
それからなにより、拙作を読んでくださったみなさんに、感謝、感謝です。


「しまった。こんなことなら こいつに投票するんじゃなかった」
そうお思いの方も少なからずおいででしょう。

でも もう もらっちゃったもんね~。返さないもんね~。
やった~ ばんざ~い、裏の大賞だ~♪


はっ、失礼しました。少々取り乱しました。

40数人の中から1人に選ばれた。
これは私の人生のなかでも最高に幸運なことではないでしょうか。

チャンピオンは9人あれど、裏チャンは1人だけ。
これってトラボケ界最高の栄誉なのでは?

あ、グランドチャンピオン様がおられましたね。
それに投票してくださったのって、チャンピオンの皆様ですし。


実は10回目のトラボケまでは結構がんばったのですが、敗者復活戦から力が抜けちゃって、
正直、自分なりに楽しめればいいやと思って書きました。

今回も、学生時代に読みまくった小松左京や筒井康隆のエロティックな作品へのオマージュの
つもりで、割と気楽に書いた作品だったのです。

欲しいと思ったときに賞は取れず、肩の力を抜いたときにいただける。
世の中とは、こうしたものなのでしょうね。
年末ジャンボも、同様の心境で臨みたいと思います。


えー、最後は宝くじへの決意表明になってしまいましたが、最後に、あらためて、
皆様への感謝の言葉を述べさせていただき、受賞の挨拶に代えさせていただきます。

拙作を読んでくださったみなさん、本当にどうもありがとうございます。
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by himaohimao | 2004-09-24 20:34 | 企画参加
2004年 09月 06日

地球最後の男

【TBでボケましょう・裏大会】参加作品



地球最後の男がいた。

ノックの音がした。

男は、身を硬くし、部屋を見回した。

この部屋に、ドアはひとつしかない。
窓もない。

再び、ノックの音がした。
前よりも強く、乱暴に。

男は意を決したようにドアに近づき、勢いよく開いた。


そこにいたのは、女だった。

しかも全裸の女性である。

彼女は男を見た瞬間、目をトロンとさせて抱きついてきた。

男は、着ていたシャツを剥ぎ取られながらも、女を振りほどいて室外へ飛び出した。


外はサンサンと日が差す 都会の道路だった。

男は、素早くあたりを見回した。
通りの向かい側にひとつだけ人影が見えた。
やはり女性だ。
そして彼女も全裸。
向こうも男を発見すると、走り寄って抱きつき、足を絡めてきた。

男は、ズボンを脱がされながらも反対側に走って逃げた。
快晴の白昼、静まり返った都市のなかで、パンツ一丁の男と、全裸の2人の女の追いかけっこが始まった。

男の栄養状態は あまり良くないらしく、ともすれば足がもつれて転びそうになる。
だがそれは女だって同じはずだ。

この奇妙な鬼ごっこは、長く続いた。



事の起こりは、宇宙人の地球への訪問だった。

ファーストコンタクトは友好的に進み、互いの知識の交換が行われた。
その結果、宇宙人は、地球人より はるかに高度な文明を持っていることが判明した。
母星では、戦争や貧困は とうの昔に克服され、誰もが争いのない平和な生活を送っているとのこと。

宇宙人は、その高度な文明を無償で提供しようと申し出て、地球の誰もが喜んだ。
そのとき、予想外の出来事が起こった。

地球人が互いに争っていることを深く悲しんだ宇宙人が、争わずにすむ光線で、地球を包んだのだ。
その原理とは、セックスすることによって仲良くなり、憎しみを解消するというものだった。

しかし単為生殖をする宇宙人と違い、地球人には性別があった。
そのせいか地球人の方が性欲も強かったらしく、男女が言葉も忘れ、あらゆることを打ち捨ててセックスに没頭する日々が続いた。

宇宙人の懸命な研究の甲斐もなく、人類の文明は崩壊し、餓えや病気のために人口も激減した。
ボロボロになりながらもセックスしようとする地球人の、あまりに悲惨な光景を見て、
精神的には脆弱だった宇宙人たちは逃げ出してしまった。

このような極限状況で、女性の方が、男性より少しだけ強かった。
男達が生気を吸い取られたかのように痩せ細って死んで行ったのに対し、
女性の死亡率は男性のそれをわずかに下回っていたのだ。

ほどなく男性は死に絶え、少数の女性だけが残った。


滅亡寸前になった地球で、その男だけはなぜか光線の影響を受けなかった。
理由は分からない。
免疫があったのかも知れないし、なにか他の理由かも知れない。

とにかく、今の世界は、地球最後の男を巡って、女性たちの争奪戦が繰り広げらるという凄まじい状況になっているのである。



いつの間にか、追っ手の裸の女は十数人に増えていた。
このゴーストタウンのどこに、こんな人数がいたのだろうか。
しかもまだ増えそうな勢いだ。
全員が男を目指して脇目もふらずに追ってくる。

男は山手の方に針路を変えた。
近くの丘に登って、少しでも人気のない所を探そうというのだ。

なんとか丘までたどり着き、勾配を駆け登って行く。

ロクなものを食べていない栄養不良の足に、山道はつらい。
しかし追っ手はそこまで迫っているのだ。

丘の頂上まで駆け上がった男は、そこで自らの失策に気がついた。
見晴らしがいい場所というのは、周囲からもこちらを見つけやすい場所であるということに。

まわり中から裸の女が、この丘の頂上をめがけて登ってくるのだ。
なにかに取り憑かれたように。
その数、百人は下らないだろう。
どこにも逃げ場はない。
男は観念のまなこを閉じた。


そのとき、ノックの音がした。

振り返ると、服を着た女が立っていた。

近くに古びて原形をとどめていない墓石のようなものがある。
その下の石蓋が開いているところを見ると、彼女はそこから出てきたらしい。

「こっちよ。ここに隠れていれば見つからないわ」
何十日ぶりに聞いた言葉だろうか。
しかし感激に浸っている余裕はない。
男は石室に飛び込み、女が蓋を元通りに閉めた。
2人は息をひそめた。


地上では長いこと女たちが男を探している様子だったが、しばらくするとあきらめたらしく、静かになった。

男は安堵のため息をつくと、こう言った。
「もう、マトモな人間は 僕しか残ってないんじゃないかと絶望してたんだよ」
「私もよ」
2人は熱い抱擁を交わし、濃厚なキスをすると、そのまま毛布の上に倒れこんで行った。
服を脱ぎ、全裸になりながら…



■裏■裏■裏■裏■【裏TBでぼけましょうテンプレ】■裏■裏■裏■裏■

【ルール】
 TBボケグラチャン大会のお題の記事に対し、ウラボケ会場の記事に
 トラバしてボケて下さい。
 ただし、条件として
 1)エロである
 2)色モノである
 3)何か「色」に関することが出てくる
 の制限あり。上記3つのうちどれかをクリアしていればOKです。
 
 エントリー期限はグラチャン大会と同じ、9/10 21:00までとします。
 
 【審査方法】
 ●グラチャン大会出場者任意の投票による。
 
 ●参加条件は歴代チャンプ以外のすべてのブロガー。
  TB人数制限はありません。

 ※誰でも参加出来るようにこのテンプレを記事の最後にコピペお願いします。

 ★会場   (やみくもバナナメロン http://nightegg.exblog.jp/ ) 

 企画元 ぶちまけ部屋     http://moufu1.exblog.jp/
     やみくもバナナメロン http://nightegg.exblog.jp/        
     MS.POKERFACE    http://sivaxxxx/exblog.jp/     

 協賛  毎日が送りバント http://earll73.exblog.jp/
   
 ★グラチャン大会へのご投票もお忘れなく!
裏■裏■裏■裏■裏■裏■裏■裏■裏■裏■裏■裏■裏■裏■裏■裏■
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by himaohimao | 2004-09-06 21:09 | 企画参加
2004年 08月 21日

トラボケよ永遠に…

TBボケチャレンジ枠決定戦 参加作品



「うわーん、だれかたすけてー!」

私は叫びたい気持ちで一杯だった。
だが大声を出すのは禁物だ。

誰かが玄関の扉を叩いているからだ。

「電報でーす。」

確かに電報配達人のように聞こえるが、声色をまねた借金取りかも知れない。
ここは居留守を使うべきか…

と、部屋の電話が鳴った。
吉報かも知れないが、やはり借金取りからかも知れない。
電話に出れば、玄関の男に居留守を使うこともできなくなる。

私は本当に、助けを求めて叫びたい気持ちで一杯だった。


元はと言えば、若い頃、「トラバでボケましょう」という企画に参加したことが私の人生を変えたのだ。
あのころは、ただ、創作することが楽しくて仕方なかった。

その後、トラボケは大規模になり、多額の賞金もかかり、芥川賞・直木賞と肩を並べるような大きな賞と化した。

私はプロのトラボケ士となった。
ほぼ毎週開かれるトラボケ大会に出場し、賞金をもらって暮らすのだ。

だが、鳴かず飛ばずの日々。
参加賞だけでは暮らしていけず、生活費を借りているうちに、借金は膨大なものになってしまった。
こうして今日も借金取りに怯えて過ごしている。


しかし、今の私にもひとつだけ希望がある。
今日はトラボケ大賞の発表の日なのだ。

優勝できれば借金など一気に返済してお釣りがくる。
確認するにはパソコンで結果を見ればいい。

しまった、パソコンは先日 質に入れたままだ。

結果は、電報や、電話でも通知されるのだが、今はそれらに出られる状況ではない。


万事窮す!


そのとき、押入れの中で何かの気配がした。

もしや!

大きな音を立てないように、しかし急いで 押入れを開け、中を探る。

あった!

ネコ型パソコン「ミィ」。

私がトラボケ士となって間もない頃にもらった新人賞で買った品だ。
ペット型パソコンが旧式になってからは、ずっと押入れの奥にしまったまま、存在すら忘れていた。

特にミィ型は、OSが大きくてメモリを食うわりに、動作が遅いと評判が悪かった。
まだバッテリーが生きていたとは。

首のうしろのボタンを押す。
ミィは「ミィ」と弱々しく鳴いて起動した。

背中を開いてディスプレイを出す。
「最新のトラボケ結果を表示して」
小声で音声入力する。

ディスプレイに結果が映し出されていく…

やった! 優勝だ!

これでもう借金取りなど怖くないぞ!

私は電話を取りながら、玄関のドアを開けた。

「トラボケの優勝、おめでとうございます!」

電話の相手と電報配達人の両方から同時に声をかけられた。
これでようやく下積み生活と おさらばできる。
一人前のトラボケ士として認められたのだ。


配達人が帰り、電話を切り、部屋には私とミィだけが残った。

思い起こせば、応募作品のほとんどをこいつで書いたんだっけ。
こいつに向かって夢中で口述筆記したものだった。
こいつは毎晩、文句も言わずに付き合ってくれた。

パソコンに人格など感じたことはなかったけれど、今思えば苦労を共にしてきた仲間のような気がする。

私のヒーローはお前だ。

旧式だから、もう使うことはないだろうけど、私を窮地から救ってくれたお前は、私にとってのヒーローだ。

そのとき、ミィの電源ランプが消えた。
充電しても直らなかった。
バッテリーが死んだのだ。
こんな旧型、もう交換部品もないだろう。

なぜか涙が頬を伝った。
私はミィを抱いたまま、部屋の中で一人、泣き続けた。いつまでも、いつまでも。



■□■□■□■□【TBボケチャレンジ枠テンプレ】■□■□■□■□
【ルール】
 お題の記事に対してトラバしてボケて下さい。
 エントリー期限は30トラバつく、もしくは8/22 21:00までとします。

 今回は特別ルールとして審査は投票制になります。
 エントリー期限終了後にエントリー作品一覧記事を企画元ブログにて
 公開しますので、そこに鍵コメントで投票して下さい。
 投票はTBボケにエントリーしていない方もぜひお願いします。
 詳しくはこちらの記事にて。
 http://earll73.exblog.jp/897195

 1stステージ最後のTBボケ!
 あなたの投票でグランドチャンピオン大会の最後のイスが決まります!
 
 ※誰でも参加出来るように
  このテンプレを記事の最後にコピペお願いします。

 企画元 毎日が送りバント http://earll73.exblog.jp/
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by himaohimao | 2004-08-21 15:18 | 企画参加
2004年 08月 06日

あと1年 もう1年

☆27考さん誕生記念・鉄人28号祭り☆ に参加しま~す


遅くなりましたが、お誕生日、おめでとうございます。

28歳といえば、社会人としてようやく自他共に1人前になりつつあるところかと拝察いたします。
(少なくとも僕はそうでした)
これからは、いろいろと責任もやり甲斐も増えてくると思いますが、リラックスして行ってください。

ところで…
これは28歳になるまで知らされてなかったと思うんですが…
日本人は、伝統的に、28歳までは、誰かに操られて人生を送っているんです。

これは故 金田博士の鉄人研究と関係があるとも言われていますが。

そして操縦者は、あなたの見える範囲にいる人です。

心当たりはありませんか?

私は、この方々のうちのだれかが怪しいとにらんでいるのですが。

●企画元: 発展途嬢公園(仮)(なっちょこ) http://nutschoco.exblog.jp
    :やみくもバナナメロン(クレマム)http://nightegg.exblog.jp/
    :一休寺(一休)http://cousaku.exblog.jp/

まあ、あと1年で操り期限も切れますので、ノンビリやってください。
その間、操縦者を怒らせさえしなければ、そうひどい目には遭いませんから。

とまれ、誕生日おめでとうございます。来年またお祝いしましょう。

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☆鉄人28号祭りに参加中☆
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by himaohimao | 2004-08-06 20:20 | 企画参加
2004年 07月 15日

nutschocoさんに送ろうと思ったんだけど……



その人は胸に赤い宝石を着けていた。

 え? 一行リレー小説じゃないの?


ロボットが目から流したもの、それは赤い宝石だった。

 え? SFショートショートでもない?


赤い宝石よりも生きていることが素晴らしい。

 え? そんな音楽作るんじゃない?


難しい漢字にはフリガナがついてると読みやすいよね。

 え? ちょっと違うの?


ホテルのフロント前で待ち合わせようよ。

 え? そこのことでもないの。 


青いルビーとは、サファイアのことである。

 え? ジブリ方面からクレームがつきそう?


ともあれ。

誕生日を迎えることは生きているあかし。
おめでとうございます。

お誕生日は帰るまでがお誕生日です。
もっと言うなら、次のお誕生日までがお誕生日です。
本当におめでとうございます。


---------
☆ナッチョコ嬢生誕記念・ルビー祭りに参加中☆
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●企画元
:Cousaku park (旧;公園) http://kousaku.exblog.jp/
:やみくもバナナメロン(クレマム) http://nightegg.exblog.jp/
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by himaohimao | 2004-07-15 02:40 | 企画参加
2004年 07月 11日

トラバリレー小説 第8話

トラバ1行リレー小説 第7話にトラバします。

その事件は3年前、今日のような真夏の暑さの日に起こったのだった。

肌にからみつくねっとりとした空気が、ぞうきんのごとく絞って
しまいたいと思わせるほどに不快だった。

狂ってしまいそうな私の心中を知ってか知らずか、胸元に光るルビーだけは
ひんやりと冷たく、それが私を余計に苛立たせた。

強烈な日差しが作り出す影が、アスファルトにコントラストを色濃く描き、
清涼飲料の曇ったガラスのビンが歩道に転がっていた。

ふと、ガラスのビンを蹴ろうとしたとき、耳に覚えのある声が聞こえてきた。

どうやらその声は、近くに路上駐車されてある車のカーステレオから
聞こえてくるようだ。

「だからさっきもいったけど、嘘じゃないの、私みたんだから……」

それはもう半年も音信不通の親友の声だった。その声がなぜカーステレオから…

★☆★☆★☆【トラバ1行リレー小説テンプレ】☆★☆★☆★☆★
【ルール】
 前の人の記事にトラックバックをしてください。
 そして、前の記事までの文章をコピペしてから、
 続いて参加する文章を1行だけ書きます。
 1行の文章長さは常識の範囲内とします。
 そのようにしてTBしながら小説を完成させていってください。
【小説連載期間】
 「2004/07/11〜2004/08/11」の1ヶ月間とします。
もしくは 
 「最後に書かれた記事から3日間トラックバックがない」時は
 即連載打ち切りとなります。

 参加条件は特にないのでじゃんじゃんトラバをして小説を完成さ
 せてください。(連続でなければ何度でも参加OK)
 あらすじも随時企画元ブログにてまとめていきます。
 果たして1ヶ月間で小説を完成させることが出来るのか?

※誰でも参加出来るようにこのテンプレを記事の最後にコピペして下さい

企画元 毎日が送りバント (http://earll73.exblog.jp/)
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

 きっと誰かが続けてくれると信じてトラバします・・・
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by himaohimao | 2004-07-11 08:40 | 企画参加